フライフィッシングと体力(そういえばあれがあった)

ランニングの画像

当然のことながら、フライフィッシングで川に行くと相当な距離を歩く。

僕が行く奈良県天川のような山の川では、車を置いてからポイントまでの距離があるし、川に降りたら今度は岩をよじ登りよじ降りすることになる。そうでなくとも河原は膝丈ほどの石ばかりで、そこを歩くのはかなりきつい。

とは言っても僕自身は実質的に軟弱で、車から降りてすぐに入渓できるところばかりを狙っているが。

以前、月に一度か二度と今より釣りの頻度が高かった頃、釣りで歩くこと自体が健康、体力維持に役立っていたと思われるが、年に三、四回の釣りでは単に体力消耗しているだけになっているように感じられる。

石だらけの河原

そうなると普段から歩行を心がけ、釣りのための体力作りを別にしておかねばならないことになっているようだ。これは釣りの頻度が落ちたこともあろうが、いわゆる「歳のせい」で岩場歩きがおぼつかなくなっていることもあるだろう。持久力とかもあろうが、これは基本的に筋力の問題でもあろう。

ブルーワーカーという器具

筋力といえば、それで思い出されたのが「ブルーワーカー」である。これは知る人ぞ知るだろう。その昔、青年誌の裏表紙に頻繁に広告があった筋力トレーニング用の怪しい器具である。

筆者はあれを使って非常に好都合に健康回復と維持をしたことがある。そもそもが筋骨隆々になろうとしたわけではないが、ちょっとした考えからなんとか筋力アップが必要となったことがあった。

サラリーマンの坐骨神経痛?

ことは今をさかのぼること20年以上前、僕がリーマンをしていた頃のこと。その仕事ではデスクワークが多く、そして残業続き。どう考えても運動不足なのである。

その折も折、朝起きて靴下を履こうと前かがみになると「わ、イテテ!」腰から股関節のあたりに鋭い痛みが走るではないか。しかし前かがみにならなければ何でもない。

これは一体なんだろうと観察してみると、前かがみになろうと首を前に折った瞬間に腰に痛みが来るのである。

首を前に折ったとき、そこを通っている神経が圧迫されると坐骨周りに痛みが出るというメカニズムのようである。以上はもうまったくの自己診断であるが。坐骨神経痛というのを聞いたことがあるが、これか、と思った。

この痛みが出るようになってから三ヶ月が過ぎようとしていた。これはきっちり治さないと一生涯ついて回り、そして悪化しかねないという悪い予感。

いやすでに症状はじわじわと悪い方向へ行っていると感じられた。痛んだときには少しの間はじっとして痛みが引くのを待っていなければならないほどに。これが一日に数度起こるようになっていた。

しかし忙しいリーマンは病院へ行っている間もない。さて、さらに自己診断である。

「神経が不用意に圧迫される」これをなんとか解決しないと坐骨の神経痛は収まらないはずだ。

神経があらぬところで圧迫される理由は、と?・・・・

ええと、身体全体の骨格が正しく支えきれずにいるのかもなあ・・・
それでは骨格そのものを重力に逆らって維持しているのは・・・筋肉である!

こういうことで、筋トレが必要だと思い立った。

しかしジムに通う暇もなくで、大層なことはしたくない、そこで思い出したのがブルーワーカーという代物。これなら自宅で就寝前にでもできるのではないか。

思いもよらぬ成果が!

早速ネットで調べ、二、三日後にはそれを入手していたと思う。

さて、マニュアルを見ると胡散臭さが払拭できる程度には科学的な知見に基づいた製品のようだ。あとは使用者がこれをきっちりやりこなすかどうか、その方が問題だと思われた。

早速、初日のメニューをこなす・・・

と言っても、最初の一週間(週のうち5日は行い2日は休むメニューである)はものの5分で終わりではないか!こんなので大丈夫なのか?・・・(後に少しずつトレーニングアイテムは増えるプログラムである)

それに、筋トレといえば、大汗をかきながら辛抱に辛抱してやっとこさ成果が上がるものだと想像していたが、ブルーワーカーのそれはそうではなかった。むしろむやみに思いっきり力を入れてはいけないというアドバイスが。

筋力をつける最善の方法は、やみくもにその筋肉を使うことではなく、高効率なノウハウが存在したのだ。

さて、ブルーワーカーの入門メニュー、たったの5分ほどのワークをして三日目の朝のこと、靴下を履こうと前かがみになるが、腰にはまったく痛みが走らない!

おお!治っているではないか!たったの3日だぞ。

そうして一週間が経った頃、通勤で歩くのが以前に比べて格段に楽チンではないか!

うわ、これはブルーワーカー様々である。

気を良くした僕はマニュアルに従って増えていくメニューをどんどんこなした。明らかに身体が楽になっていくのがわかる。電車の網棚にパソコンが入ったショルダーを上げるのだって前よりよほど楽々なのがわかる。日常ではそんな感じで以前との違いが明らかであった。

開始から三ヶ月のこと

ブルーワーカーを始めてから三ヶ月が過ぎようとする頃、ふと毎朝着ているワイシャツが窮屈に感じられた。

どうやら肩や胸周りの筋肉が目に見えて発達しているらしい。そうしてとうとう、ワイシャツの首回りまでが窮屈になった。首自体にまで筋肉が付いている。

そうかと言ってボディビルダーのような筋肉がついてる訳でもない。やりようによってはそれができるのかもしれないが、そこそこの健康維持ならちょうど良い程度には筋肉がついたことを実感した。

それ以来、あの神経痛は全く出ていない。

以上のようなことを思い出した秋の夜。物置でホコリをかぶっていたブルーワーカーを引っ張りだして、釣りのための基礎体力作りをしようと思い返した。

フライフィッシングに対してのブルーワーカーの働き

フライフィッシングではそのキャスティングにおいて基本的な体幹の安定性が求められる。もちろん、リストの強さなども必要だろう。また山の川歩き、岩のよじ登りではある程度の瞬発力も要求される。

ブルーワーカーの効果は日常では意識しないと使わないような筋肉も鍛えられるため、上のような条件のための筋力アップにはかなり適していると思う。

重要な追記

ブルーワーカーで神経痛を治した、というのはあくまで僕個人の話であって、それも自己診断に基づくものです。決して他の方におすすめするものではありません。

またブルーワーカーの使用とその効果はマニュアルにきっちり従い、自己流では使わないであろう筋肉の部位やその使い方があってのことと思われます。

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